「大分県事業引継ぎ支援センター」は、平成27年4月に第三承継支援をメイン事業としてスタートし、6年間が経過しました。今回は、昨年度までの実績データをご紹介します。
<6年間の相談受付件数>
<相談状況概要>
1.相談件数合計は平成27年度開設以来毎年着実に増加していたが、令和2年度(前年度)は、初めて前年度対比減少となりました。
2.買い希望相談者は前年度と同数であったが、売り希望(譲渡)相談者が大きく(39件)減少したためです。
3.上記要因としては、令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、後継者不在の事業者の方々についても目の前の事業に運営に追われ、後継者問題が後回しにされたためではないかと考えられます。
<成約状況>
1.成約件数は毎年着実に増加しています。
2.開設以来令和2年度末までの6年間の成約件数の累計は88.5件(他県のセンターの案件との成約は0.5件ずつでカウント)です。
3.成約案件を業種別(譲渡先業種)に見ると、サービス業20件が最も多く、卸小売り業19件、製造業15件、飲食店・宿泊業15件、建設業14件と続いていますが、業種で極端な差はない状況です。
<廃業を視野に入れている事業者の支援>
仮に廃業を選択せざるを得なくなった場合でも、例えば、廃業する工場・機械設備等を別の事業を行なう事業者へ引継く等の支援も行います。
後継者が不在で第三者への譲渡、廃業をご検討の方は、遠慮なく当センターにご相談下さい。
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