当センターで制作している事業承継事例集「事業承継物語2023」の取材現場に同行してきました。こんな感じで本になっていくことを体験しました。
大分県内で支援した方々の事業承継事例を冊子と当センターのホームページ[こちら]でご紹介しています。
実際、どういうふうにできあがっていくのか、取材現場の雰囲気をお伝えします。
今回、取材に同行したのは、各種マスコミにも取り上げられている、“ごまだし”で有名な佐伯市鶴見町の「株式会社漁村女性グループめばる」さんです。
今年めでたく従業員承継を行いました。先代の桑原政子さんから従業員であった小谷晃文さんへの承継です。
取材当日(9月15日)は、晴天で穏やかな日で、午後2時に現地に集合。取材はプロカメラマン、ライター、編集者の3名が行いました。
最初に桑原さんと小谷さんのツーショット、ごまだしの製造現場、商品の写真を次から次へと撮影。プロの写真家の技術や構図の決め方に関心!
そして、今度はライターによるインタビュー。まずは、取材の雰囲気を和らげて、打ち解けるように世間話から始まり、起業に至った経緯や承継について考え始めたこと、そして後継者を選んだ経緯など、どんどん解きほぐして原稿にしていました。
ごまだしは、佐伯全体の伝統の調味料と思っていましたが、鶴見町と佐伯市船頭町で発祥したことなど、驚くことが一杯でした。
100年以上前から伝わる鶴見町独自の調味料を商品として具現化したのが約20年前。今では全国に拡がり、類似品も出回るほどの人気商品となっています。季節ごとの限定のごまだしも誕生しています。
めばるさん他、県内10社の事例を集めた2022年度版事業承継事例集「事業承継物語2023」は今年の12月に完成予定です。お楽しみに。
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