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スタッフブログ
​事業承継に関する最新の動向やセンターの活動を紹介

事業承継支援 新着事例 ー オリナスパック株式会社

更新日:2022年2月10日

このブログでも、当センターが支援した事業承継事例をご紹介していきます。第一弾は、大分市で和菓子の包装材の製造印刷のオリナスパック株式会社です。

 昭和22年に「菓子包材メーカー」として大分市で創業。九州を中心に、北は青森から南は沖縄までの個人経営の和菓子店の、お菓子の包装袋の製造と印刷を自社内で一貫して行い、小ロットで提供しています。

 現社長の杉村繁さん(74歳)は、25年前に先代が急死により会社を引継ぎ、社業の発展のため懸命に努力してきたそうです。一人息子の祥弘さん(39歳)が17年前に大学を卒業後、同社に入社し、一緒に経営に参加してくれたことが心の支えにもなったと話しくれました。


 後継者の祥弘さんは、九州外の和菓子店に積極的にDM戦略でセールスを行うなど経営の先頭に立つ機会も多くなりました。父の繁さんが事業承継の準備をそろそろと考え大分県中小企業団体中央会に相談。繁さん・祥弘さんと当センター・中央会・専門家が承継における課題の整理、目標・対策を検討して、承継の設計図ともいえる「事業承継計画」を作成しました。


 新たに経営理念『「菓子用包材」を通じて日本の菓子文化の向上に貢献します。』を策定。具体的な行動計画として後継者の思いである「お客様にとってなくてはならない企業」「社員一同の生活の向上を目指す」も作成。承継計画における目標として、⓵安定的な経営ができる売上規模となり、社員も増員し、業務に余裕を持たせる。②九州外の和菓子店の取引先を増やし、九州圏では洋菓子の取引先を増やす。③会社負担で、全社員と家族での年1回の社員旅行を行う。なども定まり、4年後の社長交代に向けた新たな歩みが始まりました。


ホームページ:http://orinaspack.com/

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