中小企業庁主催「第2回アトツギ甲子園」に大分県唯一のファイナリストとして出場された株式会社パナポートクツカケ後継者・沓掛陽洸さん(豊後大野市)に突撃インタビューしてきました。
「町の電気屋さん」、少し懐かしい響きですね。豊後大野市大野町の電気屋さん株式会社パナポートクツカケで後継者として働く沓掛陽洸(くつかけようこう)さんが、3月12日に東京で開催された中小企業庁主催の「第2回アトツギ甲子園」に大分県唯一のファイナリスト(決勝大会選出者)として出場されました。 2次審査を通過した全国138名の中から、15名のファイナリストの一人に選出という快挙です! その沓掛さんが、大分県庁で高濱商工観光労働部長にアトツギ甲子園の報告会に訪れた後、突撃インタビューを試みました。
センター:そもそも、アトツギ甲子園に応募したきっかけは?
沓掛さん:豊後大野市商工会の経営指導員、高屋さんから、アトツギ甲子園の参加を勧められたことがきっかけです。甲子園という響きもあり内容にも興味津々で、二つ返事で参加を決めました。
センター:東京での決勝大会の感想は?
沓掛さん:審査員が5名、会場内の観客約100名に加え、オンライン視聴者約1,000名の刺さるような視線を感じましたが、町の電気屋さんとして高齢者のコミュニケーション不足を解消し、元気で活き活きと暮らしてもらうため、高屋指導員と二人三脚で100時間以上費やした新規事業への熱い思いを精一杯発表することができました。
センター:今年度もアトツギ甲子園は開催されますが、甲子園を目指す大分県の後輩後継者の皆さんにアドバイスをお願いします。
沓掛さん:しっかりとした熱い信念を持っていれば、自然と周囲の協力が得られ自分のやりたいこと、挑戦したいことが明確になってきます。自分の思いを文字と形にしてくれ背中を押してくれる経営指導員とタッグを組んでぜひ挑戦して欲しいです!
沓掛さんは、先輩ファイナリストとして一回り成長した素敵な笑顔でインタビューに答えてくれました。
残念ながら優勝は逃しましたが、地元新聞やテレビなどに取り上げられたことで周囲の評価も上々のようです。今後は、高齢者の役に立てるよう今回発表した「AIスピーカーを活用した新時代の御用聞き事業」の実現に向けて、本格的に取り組んでいきたいとのことでした。
近い将来、豊後大野市内では「アレクサ、パナポートクツカケの沓掛陽洸ちゃんにオンライン画面を繋いでくれんかなぁ!」などと話すおじいちゃんおばあちゃんの明るい声が、毎日のように飛び交っているかもしれません。とても楽しみです。
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